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川島 & スワンモントリー アソシエイツ

วิเคราะห์สถานการณ์เครษฐกิจ สังคม และการเมืองเอเชียเป็นภาษาไทยด้วยมุมมองจากญี่ปุ่น สำหรับคนไทยโดยเฉพาะ

タクシンさん、これからも日本に滞在してはいかがですか?

 今日の東京は快晴だ。日本の11月は秋真っ盛りで、気温は20度くらい。とても過ごしやすい。これから冬になるが、太平洋側にある東京は気温は下がるもののよく晴れた日が続いて過ごしやすい。曇ったり冷たい雨が降ったりのイギリスやドイツの冬とは大違いである。

 先週、タクシン元首相が安倍総理と会談したことを述べた。その後の動静は不明だが、筆者はタクシン元首相は日本に滞在しているのはないかと思っている。

首相がわざわざ昼食を一緒にするぐらいである。政府はタクシン元首相の滞在を歓迎している。タクシン元首相にとって、日本は安心して住むことができる国になっている。

 タクシン元首相だけではない。多くのアジアの人にとって、現在の日本は安心して過ごせる国だ。それは中国と比べれば明白だろう。

先ずは、日本はアジアの中では、西欧の民主主義の精神が最も浸透した国だ。政治的な信条が政権と違っているからと言って、冤罪をきせられて逮捕されることなどない。イスラム過激派のテロもない。

また、自動車や工場の環境対策が進んだおかげで、東京の空気はアジアのどの都市よりもきれいだ。水道水も安心して飲める。東京の隣の神奈川県との境を流れる多摩川には、清流にしか生息できないアユが戻ってきた。大都市にいながら自然に触れ合うことが出来る。

そればかりではない。東京は世界で最も安全な大都市だ。深夜になっても、若い女性が一人で地下鉄に乗ることができる。落書きも街に落ちているゴミも少ない。

 バンコクからのニュースを聞いていると、タクシン元首相の恩赦を巡って大きな騒ぎになっているようだ。その是非はタイの人々が決めることであり、このブログで論評することはない。

 ただ、アジアの隣人として老婆心ながら言及すれば、タクシン元首相はこれからも日本に滞在した方がよいのではないか。幸いお金は十分に持っているようだ。東京のナイトライフを満喫することもできよう。東京の夜はニューヨーク、ロンドン、パリに負けない魅力を有している。

 御年64才、決して若くはないか、日本なら医療設備も充実している。また、日本のどこからでも妹に直接電話することができる。寂しくはないはずだ。

 恩赦や帰国を巡って国論が二分することは、元首相も望んでいないと思う。しばらく、日本に滞在して、ゆっくり今後のことを考えてみてはいかがであろうか。

 そう言えば、第二次世界大戦の前後に長い期間首相を務めたピブーン・ソンクラム氏も日本でなくなっている。タイ首相の終焉の地として、日本はふさわしいのかも知れない。